はじめに(この記事のねらい)
両手投げ(ツーハンド)は「曲がるのに安定する」投げ方です。本記事は初心者向けに、最短で形になる3つのポイントと、今日からできる30分練習メニューをまとめました。専門用語は必要最小限、まずは“再現性”を作ることを重視します。
結論(最初に覚えるのはこの3つ)
- ボールの持ち方とリリースを正しく覚える(持ち上げず、体で支えて前に押し出す)
- 最後の2歩は“低く・速く”(リズムはタタ—ン)
- 胸をボールの上に残す(上体が早く起きると暴れる)
この3つができると、自然に曲がりが出て、球質が安定します。
フォームの土台
持ち方(グリップ)
- 前提:右投げ基準で、右手=投球手/左手=サポート手(左投げは逆)。
- 指の入れ方:基本はフィンガーチップ(第一関節まで)。両手投げでは親指を入れないスタイルが主流ですが、初心者は入れてもOK。迷う場合は、曲がりを学ぶときは親指なし、スペアは親指ありでもよい。※下記画像参照
- 荷重の比率:構え時は左手6:右手4で支える→スイングに入ったら右手7:左手3→0へ移行。
- 手のひらの当て方:ボールは手のひらと指の“棚”に載せるイメージ。持ち上げない/握り込まない。手首は軽く**内屈(やや丸める)**でOK。
※下記画像のように手のひらは真っすぐボールに乗せる - 親指を入れる場合:サム圧は最小限。抜けは“自然に落ちる”感覚を優先(強く握ると遅れて抜ける)。
- フィッティングの目安:指先の擦れ・親指の赤み・水ぶくれが出たら、プロショップで見直し。

スタンス(構え)
- ボールは体の中心〜やや右で軽く抱える
- 目線はスパット(近距離の狙い点)
- 肘はゆるく、前腕は床とほぼ平行
- 胸を張りすぎず、骨盤→みぞおち→鼻が縦に揃う姿勢

最後の2歩(最優先の練習ポイント)
- リズムはタタ—ン(短く速い→スライド)
- 歩幅は通常よりやや短め、重心は低く維持
- この区間は腕で振らず、体で運ぶ意識

リリース&フィニッシュ
- 前へ押し出す→回転を添える(上にあおらない)
- フィニッシュで2秒静止(再現性の指標)
- 右投げ:左膝が前/右足は後方スイングアウトでバランス
今日からできる30分練習メニュー(初心者版)
- 0歩助走投球(5分):軽く振ってその場に転がす、置く→低いフィニッシュ定着
- 2歩助走投球(10分):タタ—ンのリズムを身体に入れる
- スペア直球(10分):5枚目ストレートでヘッド&テンピンを交互に
- チェック(5分):同じスパット通過 /フィニッシュ2秒静止
ミニ課題(任意):10フレーム練習で、各フレームの「狙い」を声に出してから投げる→再現性が上がる。
よくあるつまずき→即解決
- 上体が起きる → ラスト2歩を低く速く、胸を前に残す
- 内ミスで刺さる/外で抜ける → スパット±1枚で調整、着地位置は固定
- 回転が暴れる → 前へ押し出す→回転を添える(被せない)
- スピード不足 → 歩幅**+5〜10%、ラスト2歩を短く速く**
- 先が動かない → 表面をややマット寄り(3000→2000番)にして読みやすく
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FAQ
Q. 両手投げは反則ですか?
A. 反則ではありません。 親指を入れない投球でも一般的です。
Q. 助走は何歩が良い?
A. まずは4歩 or 5歩。最重要は最後の2歩のリズム(低く速く)。
Q. 初心者のボールは?
A. ミディアム×対称コア×ややマット仕上げが無難。レイアウト最適化は次の段階でOK。
まとめ
- 支える・押し出す・止まるの3要素を意識する
- ラスト2歩が全て:低く速く
- 胸はボールの上:前へ押し出し→回転を添える
- 2秒静止が安定の合図
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