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🎯 この記事でわかること
「同じように投げてるのに、今日は裏まで行く…」
「ボールが暴れて読めない…」
こんな経験、ありませんか?
実はボールがどこで、どこから曲がるか=「フッキングポイントの位置と角度」を整理すると、
アジャストが驚くほどスムーズになります。
この記事では以下の6タイプに分類して、
- どんなラインになるか
- どんなときに有効か
- 両手投げではどう使うか
をわかりやすく解説します。
📚 フッキングポイントの6分類とは?
フッキング開始位置 | 外側から入れるライン | 内側から絞るライン |
---|---|---|
奥(レーン奥で曲がる) | ①奥×外(シャープ外飛ばし) | ②奥×内(内絞り角出し) |
中間(理想的な位置) | ③中間×外(王道ライン) | ④中間×内(内ミス許容型) |
手前(早めに曲がる) | ⑤手前×外(外ミス潰し型) | ⑥手前×内(内落とし安定型) |
✅ 各タイプの特徴と使いどころ
①【奥×外】シャープに外飛ばしタイプ(=いわゆる“出して戻す”)
- ライン:外3〜5枚目を付近を狙って、出し戻しをする
※ただし、レーンが遅くなったりした時はドライゾーンの外側をイメージ - 特徴:
- 角度をつけやすく、ピン飛び抜群
- タップ回避に強いが、不安定さもある
- 適した状況:
- 外がドライ or キャリーダウンが少ないとき
- 注意点:
- 手前が削れてると「抜けて裏まで行く」危険あり
- 内のオイルが高いとき、2,10など滑って割れてしまう危険もあり
🧠 両手投げTips:
球速と回転のバランスが良いと、キレるが暴れすぎない最強武器になる。
②【奥×内】内から絞って角度を出すタイプ
- ライン:内15〜20枚目通過→奥で鋭角にポケット突入
- 特徴:
- 見た目は派手、角度は出せる
- キャリーダウンに弱い
- 適した状況:
- 外が使えない、中もオイルが伸びているとき
- ディープインサイドに入らないといけないくらい遅くなったとき
- 注意点:
- 投げミス時に抜けやすく、裏orノーヘッドのリスク
- 球質に寄っては余計内のオイルが感じない
🧠 両手投げTips:
引っ張り気味でも角度でカバーできるので、「ラインが見えにくいとき」の応急処置にも。
③【中間×外】王道ライン(出し戻しの基本)
- ライン:外8〜10枚目→ブレークポイント7枚目→ポケット
- 特徴:
- 最も安定するライン
- コントロールが良ければピン飛びも安定
- 適した状況:
- ハウスコンディション、バランス型のボールに最適
- 外壁がしっかりしているとき
- 注意点:
- レーンが荒れてくると微調整が必要
🧠 両手投げTips:
両手でも最も基準にすべきライン。まずここから始め、レーン変化に応じて他へアジャスト。
④【中間×内】内絞りの安定型
- ライン:13〜15枚目スタート→中に抑えて7〜9枚目にブレーク
- 特徴:
- 安定性高いが角度はやや減る
- 内ミスにも比較的強い
- 適した状況:
- 遅めのレーンで外が暴れるとき
- 板が悪く、外壁が甘く感じるとき
- また、内が高く感じるとき
- 注意点:
- ピン飛びがやや弱くなりがち
🧠 両手投げTips:
「ポケットヒット優先」でスコアをまとめたいときに◎。スピードや回転数を抑えて投げると効果大。
⑤【手前×外】手前ロールアウト気味アジャスト
- ライン:外を使って早めに起こしてポケットに寄せる
- 特徴:
- しっかり曲がるため、暴れにくい
- オイルが薄いときに有効
- 適した状況:
- ドライなレーン、ショートスポーツパターン
- 注意点:
- ピンアクションがやや弱くなる可能性
- テンピンが残り始めると解消するのが難しい
🧠 両手投げTips:
「スキットさせると裏行く」状況で有効。フェイズ2やベノムショックなど、手前で起こす系ソリッドやウレタンボールなど相性◎。
⑥【手前×内】内から落としてじわっと起こす
- ライン:内15枚目前後→ゆっくり立ち上がりポケットへ
- 特徴:
- 暴れず、出しすぎによる裏ミスを防げる
- 手前でロールしすぎると失速する可能性あり
- 適した状況:
- 全体的にオイルが少ない、かつ荒れているとき
- 注意点:
- スキットが多すぎて“飛ばない”ことがある
- ボールで止める意識があると余計”飛ばなく感じる”ことがある
🧠 両手投げTips:
ロール感の強いボール(IQ系やウレタン、マスバイアスが効くボールなど)でスコアまとめたいときの最終手段にも。
📝 まとめ:フッキングの「位置×角度」でラインは6タイプに分かれる
過去の経験上から6タイプを作成しました。
さらにボールとコンディション、球質の組み合わせで投げれるラインが変わります。
今後また、解説したいと思います。
タイプ | 特徴 | 適正レーン |
---|---|---|
①奥×外 | シャープな角度で飛ばす | 外が使える、ミディアム |
②奥×内 | 角度を強調できる | キャリーが強いなど |
③中間×外 | バランス◎の王道 | ハウス・ミディアム |
④中間×内 | 安定型で内ミス許容 | 遅めレーン・内が使える時 |
⑤手前×外 | ドライ潰し・早めに起こす | 手前が削れてる時 |
⑥手前×内 | 内落としで収める | レーン全体が枯れ気味 |