こんにちは。今回は2つ目の悩み。スピードの方が速い方。
今回は特に色んな考え方がある内容になってます。
なべ流であることは前提に閲覧頂けばと思います。
- 悩み「スピード<回転」
- 悩み「スピード>回転」
- 悩み「マイナスチルト」
- 悩み「フルロール」
Contents
悩み1「スピード>回転」
概略
前回もお話しましたが、スピードと回転数の比率は非常に大切です。
そんなスピードと回転に関してのレイアウトの質問です。
私は片手投げで大会に参加していますが、少し右に向けるタイミングになると途端に打てなくなってしまいます。
さらに最近はオイルが多様化してきてボールが安定してフレアが付きません。
もう少し、安定した曲がりを確保する方法はありませんか?
今回の悩みのポイント
- 元々回転数が少ない
- 手前が不安定
興味ない人はスキップ頂いて結構ですが、
回転数が少ない人は手前が不安定じゃなくて、奥が不安定なのではないかと思う方いらしゃいませんか?
それはちょっと違う可能性があります。
だいたいの方は手前の使い方に問題があり、奥が不安定に感じてしまう方をよくお見かけします。
手前からちゃんとフレアが起きるので奥が曲がる。
フレアが起きるから摩擦が起きて奥が曲がるとご認識頂ければと思います。
結論から言うと手前の使い方をいかにやり易くするかというのがキーポイントになります。
レイアウト
ボールチョイス
今回ご紹介するものはすべて非対称用として考えてください。
※バック内を非対称のみにすることは非推奨です。
さらにマスバイアス(MB)DIFFの数値が少し大きい方が恩恵は大きいと思いますので
ボールを購入する際は注視してみてください。
※某大手ボウリング通販サイトの例
レイアウト数値
- 20×4-1/2×30
- 45×4-1/2×30
- 60×4-1/2×30
(MBポジションがVALラインを超えるようであればPIN-PAPを長めにしてください。)
解説
今回のキーポイントは「マスバイアス効果」です。
非対称ボール、マスバイアス付きのボールは
手前のどこから曲げるかをコントロールしやすいという特性を持っています。
さらにレイアウトで「スキット・フック・ロール」をコントロールしようというのが意図です。
前回と違って①、②、③それぞれ1球ずつバックにあるとボウリングの幅がググっと上がると思います。
レイアウト数値解説
①は強く手前から回転しますのでスキット区間が短くなります。
※MB位置は右に位置します。
②はバランス的なフレアが起きます。
③はスキット・フック区間が長くなります。
※MB位置は左に位置します。
注意点1「カバーストックの強さ」
今回特に記述していませんが、カバーストックの強さは非常に大切な要素です。
今回のレイアウトを実施頂く際は強めのパールやソリッドで実施頂くと良いと思います。
注意点2「対象コア・非対称コア」
あくまでも今回の記事は非対称を前提とした記事です。
スピードが速い人でも対称コアは有用ですが、今回は記載しておりません。
蛇足1「今回のレイアウトの有用性」
実は今回のレイアウトは非常に広いパターンで有用性があります。
例えば、今回のレイアウトは「パックンツー」の際にも使えます。
パックンツーは内側が極端に高く感じ、外側が極端に遅いと感じると起こります。
今回のレイアウトは安定してフレアを確保できるので曲がりを全体的に安定して確保することができます。
あとがき
今回は曲がらない人のためのレイアウトをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
かなり応用の利く考えであることは確かなので一度実践してみてはいかがでしょうか。
次回もよろしくお願いします。