なべ流レイアウト紹介~マイナスチルトの人~

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こんにちは。今回は3つ目の悩み。マイナスチルトの方。
ちょっとマニアックですが、知っておいて損はないと思います。
なべ流であることは前提に閲覧頂けばと思います。

  1. 悩み「スピード<回転」
  2. 悩み「スピード>回転」
  3. 悩み「マイナスチルト」
  4. 悩み「フルロール」

Contents

悩み3「マイナスチルト」

概略

今回のお悩みちょっとマニアックなご質問です。

自分は両手投げなんですが、PAP位置が変です。フィンガー位置を正面にして半分より上側にPAPが来ます。マイナスチルトって言われました。レイアウトは何か気にした方が良いですか?
特にブレイクポイントでの動きが不安定に感じます。

今回の悩みのポイント

  1. マイナスチルト
  2. ボールリアクションが終始不安定になりやすい

※ボールリアクションは一般的なものを採用したことを前提としてお話していきます。

まずはマイナスチルトについてですが、ロールの種類(セミロールなど)ではなくPAPの位置がフィンガーやサムを正面に見たときにPAPがグリップセンターよりも上に位置することを言います。

レイアウト

ボールチョイス

今回ご紹介するものはすべて非対称用として考えてください。
※バック内を非対称のみすることは非推奨です
さらにマスバイアス(MB)DIFFの数値が少し大きい方が恩恵は大きいと思いますので
ボールを購入する際は注視してみてください。
※某大手ボウリング通販サイトの例

レイアウト数値

  1. 20×4-1/2×30
  2. 45×4-1/2×30
  3. 60×4-1/2×30

(MBポジションがVALラインを超えるようであればPIN-PAPを長めにしてください。)

解説

今回のキーポイントは「マスバイアス効果」です。
非対称ボール、マスバイアス付きのボールは
手前のどこから曲げるかをコントロールしやすいという特性を持っています。
さらにレイアウトで「スキット・フック・ロール」をコントロールしようというのが意図です。
前回と違って①、②、③それぞれ1球ずつバックにあるとボウリングの幅がググっと上がると思います。

レイアウト数値解説
①は強く手前から回転しますのでスキット区間が短くなります。
※MB位置は右に位置します。
②はバランス的なフレアが起きます。
③はスキット・フック区間が長くなります。
※MB位置は左に位置します。

注意点1「カバーストックの強さ」

今回特に記述していませんが、カバーストックの強さは非常に大切な要素です。
今回のレイアウトを実施頂く際はオイルに対して強めのパールやソリッドで実施頂くと良いと思います。

注意点2「VAL角の設定について」

今回30度で設定していますが、立ち上がりがきつく感じるのが怖い場合はVAL角を少し広く設定してみてください。

蛇足1「今回のレイアウトの有用性」

実は今回のレイアウトは非常に広いパターンで有用性があります。
例えば、今回のレイアウトは「パックンツー」の際にも使えます。
パックンツーは内側が極端に高く感じ、外側が極端に遅いと感じると起こります。
今回のレイアウトは安定してフレアを確保できるので曲がりを全体的に安定して確保することができます。

あとがき

今回は曲がらない人のためのレイアウトをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
かなり応用の利く考えであることは確かなので一度実践してみてはいかがでしょうか。
次回もよろしくお願いします。

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