お久しぶりです。なべです。
今回は中級者以上向けの記事です。
今日はボールライナップについて考察してみたいと思います。
まず、ボールを複数持つ理由は自分がイメージした投球をある程度簡単に実現するためと考えます。さらにその選択肢を事前に選択する事をボールラインナップを組むと表現する。では実際にどのように準備するのがいいのか検討してみたいと思います。
※下部にも記載しておりますが、概論部分のみ(基本方針)を記載しております。
個人に対する調整(球質適応)には触れていません。
今後触れていく予定です。
※今回は下記、レーンアジャスト基本理論の内容も一部含む
レーンアジャスト基本理論(参考note記事)
↑軽めの記事はnoteに記載してます。
まずはベースの考え方をご紹介します。PBA選手がラインナップを6個で組む際に参考にしている考え方をまず記載します。
PBA流ボールラインナップ
- 塗りたて
- 強い対称コア
- パールの対象コア
- パックンツー
- すごい曲がるレーン(遅かったり、切れるレーン)
- LowRG/LowDiff
例:アルファクラックス、フェイズ2、アイドルパール、ハイロードパール、IQツアーエディション、ピッチブラック
これらの要素が多く含まれているものが好ましいとされているようです。
私は上記要素が基本方針として優れた考え方と思います。
しかし、日本のレーンと海外のレーンにおいて大きな差があるように感じる点として、
手前の板の傷み具合です。痛みは大きな摩擦になります。
その際には手前を行かせるためにインサイドに寄らざるを得ない場合が多いです。
その場合は2つのパターンが存在すると考えています。
1つは内側もさらに痛んでいて手前でやられてしまうパターン
1つは内側はそんなに痛んでいないのでスキッドが出てしまうパターン
手前でやられてしまうパターンは上記のラインナップで対応できると思います。
しかし、意外とスキッドが出てしまうパターンは上記ラインナップでは厳しいと思います。
経験上だがオイルの状態によってそれぞれの投球者に適正な立ち位置というのが存在すると考えています。
ではその位置よりもインサイドに寄らざる得ない状況に至った時に投球者はどういう風に感じるだろうか。私の考えは早いと感じるのではないかと思っています。また、これをキャリーダウンの一種なのではないかと考えています。その話はまた今度するとします。今回のこのインサイドに寄らざるを得ない状況は人間が早いと感じる場面と酷似しているように感じました。この時にインサイドから投げるためには手前での安定感としっかりとフッキングポイントへ運ぶバランスが必要と考えました。その際に適切なボールとして私が感じたのはパールの強めの非対称ボールです。
さらに最近はオイルの進化も多くみられるようになりました。
非ニュートン流体オイルやリバースとフォワードを別の種類で引くなど。
色んなパターンが出てきました。
特にオイル自体の進化はさらにボウリングを複雑なものとしました。
安価なオイルに比べて粘度が高くなる傾向にあると感じています。
個人の感想ですが、粘度が高いオイルにはパールの強めの非対称が対応しやすいように感じました。
これはあくまでも個人的感想ですw
パールの強めの非対称と明言してしまっているが、実際は手前と奥のアンバランスを
解消できればなんでも問題ないと考えています。
なので目安としては下記が結論です。
- 塗りたて
- 強い対称コア
- パールの対象コア
- パックンツー
- すごい曲がるレーン(遅かったり、切れるレーン)
- LowRG/LowDiff
- 手前と先のアンバランスレーン
これらの要素を多く取り込んだボールラインナップを基本方針として組んでいくことをおすすめします。さらに、コンディションや板等の基本方針を取り込んだり、スピードや回転数を考慮した球質適応
も合わせて実施していくとより対応力が増すライナップに変化していくと思います。
※冒頭でも触れておりますが、上記を準備するだけでは不完全と考えています。
上記は個人の球質であるスピードや回転数等に対しての考慮がなされていない状態です。
ですので「そんなラインナップではダメでしょ」と言われてもコメントできませんw