ボウリングの両手投げをやっていると、一度は耳にする言葉があります。
「両手投げってずるくない?」「正直ダサいよね」
ネットでも知恵袋やSNSで定期的に議論になっていますし、面と向かって言われることもあります。両手投げ歴10年として、この問いに正直に答えます。結論から言うと、「ずるい・ダサい」と感じる人の気持ちは、当事者の私自身もわかる部分があります。 その上で、それでも伝えたいことを書きます。
なお、両手投げがルール上反則かどうかについては別記事で整理しています。
→ ボウリングの両手投げは禁止?反則になるケースと嫌われる理由を解説

「ずるい」と言われる理由はわかる
両手投げは、片手投げより回転数を出しやすい投げ方です。親指を入れず、反対の手でボールを支えることで、特別な練習をしなくても比較的早い段階で高回転のボールが投げられます。
片手投げで同じ回転数を出すには、親指の抜きや手首の使い方を何年もかけて習得する必要があります。その苦労を知っている人からすれば、「両手投げは簡単に回転を得ている」「ずるい」と見えるのは、当然の感覚だと思います。
私はこの意見を頭ごなしに否定しません。実際、回転をかけるという一点だけ見れば、両手投げは習得が早いのは事実です。
正直に言うと、私は片手投げの方がかっこいいと思う
これは両手投げ歴10年の本音です。
片手投げの、あの一連の流れるようなスイングからリリースまでの美しさには、両手投げにはない魅力があります。私自身、投げている片手投げの上級者を見て「かっこいいな」と思うことの方が多いです。
両手投げは、どうしても前傾姿勢で力強く投げるスタイルなので、洗練された美しさという点では片手投げに分があると感じます。これは正直な気持ちです。
「ダサい」という意見も、見た目の好みとしては理解できる部分があります。
むしろ申し訳なく感じる瞬間がある
ここが一番伝えたい本音です。
ボウリングは、レーンを読み、ラインを組み立て、状況に応じてアジャストする頭脳的なスポーツです。片手投げで長年技術を磨いてきた人は、攻略の引き出しが本当に豊富です。
ところが、その攻略がうまい片手投げの人に対して、回転数の差だけで両手投げが勝ってしまうことがあります。技術や読みでは相手の方が上なのに、回転による倒しやすさで数字が出てしまう。
こういうとき、私は正直、少し申し訳ない気持ちになります。「自分は技術で勝ったわけじゃない、回転で押し切っただけだ」と。
「ずるい」と言われたとき、反発より先に「確かにそうかもしれない」と感じてしまうのは、こういう経験があるからです。
それでも、両手投げを続ける理由
ここまで弱気なことを書いてきましたが、それでも私は両手投げを続けています。理由は明確です。
回転数は入口にすぎず、その先には果てしない奥行きがあるからです。
両手投げで高回転が出せても、それだけで安定して高スコアが出るわけではありません。むしろ、回転が出やすいからこそ、コントロール・球速・レーンへのアジャスト・スペアの精度といった要素が、片手投げ以上にシビアに問われます。
回転で押し切れるのは、コンディションが噛み合っているときだけです。レーンが変化すれば、回転だけのボウラーはあっさり崩れます。本当に強い両手投げボウラーは、回転に頼らず、片手投げと同じように頭を使って攻略しています。
回転数に甘えず、攻略を磨く
「回転で勝ってしまった」という後ろめたさは、裏を返せば「自分はまだ攻略を磨けていない」という課題そのものです。
私が目指したいのは、回転数を抜きにしても、レーンを読んでラインを組み立てて勝てる両手投げです。片手投げの上級者が積み上げてきた攻略の引き出しを、両手投げでも同じように持つこと。そこに到達できれば、「ずるい」と言われることもなくなるはずです。
両手投げは、回転という強力な武器を持っている分、その武器に甘えやすい投げ方でもあります。だからこそ、回転に頼らず技術を磨く意識が、両手投げボウラーには一番大切だと思っています。
まとめ
- 「両手投げはずるい」という意見は、回転習得の早さを考えれば理解できる
- 「ダサい」も見た目の好みとして否定はしない。私自身、片手投げをかっこいいと思う
- 攻略がうまい片手投げに回転数だけで勝ってしまうと、正直申し訳なく感じることがある
- しかし回転は入口にすぎず、本当に強い両手投げは攻略を磨いている
- 回転に甘えず技術を磨く。それが両手投げボウラーの目指すべき方向
「ずるい」「ダサい」という言葉に、当事者として思うところはあります。でも、その言葉を言い訳にも開き直りにもせず、回転の先にある攻略を磨き続けること。それが両手投げを続ける私の答えです。
両手投げの基礎やコツはこちらにまとめています。
→ 目的別で探せる!両手投げボウリング完全まとめ


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